しかし水をためているうちは
すみずみまで注意深く見ているのだが
水が溢れだすようになると
どうしても見えない死角ができてくる。
死角というのは
器から水が溢れだそうとするまさに絶好調の時期に
誰にでも必ず一度はやってくるものなのだ。
そのときに
自分の死角に気がついて反省するなり
さらに視覚を変えることができた人は幸運である。
新たに次のポジション
また少し大きな器が与えられることになる。
しかし
その時点でメゲてしまう人
自分の死角に気づかない人は
「シカク」に小さな「ッ」をはさんで
ポジションシッカク(失格)という烙印を押されてしまう。
竹菱康博
竹菱康博