2013年2月15日金曜日

シカクとシカクとシカク……シッカク 3

しかし水をためているうちは



すみずみまで注意深く見ているのだが



水が溢れだすようになると



どうしても見えない死角ができてくる。



死角というのは



器から水が溢れだそうとするまさに絶好調の時期に



誰にでも必ず一度はやってくるものなのだ。



そのときに



自分の死角に気がついて反省するなり



さらに視覚を変えることができた人は幸運である。



新たに次のポジション



また少し大きな器が与えられることになる。



しかし



その時点でメゲてしまう人



自分の死角に気づかない人は



「シカク」に小さな「ッ」をはさんで



ポジションシッカク(失格)という烙印を押されてしまう。





竹菱康博






竹菱康博